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「やり過ごせたらそれでいい」酒気帯び運転で免許取り消しになっていた32歳の男性教諭が2年に渡って無免許運転 「無職です」と嘘の申告も

2025年01月30日(木) 20時27分 更新

32歳の男性教諭を懲戒処分とした北海道教育員会
32歳の男性教諭を懲戒処分とした北海道教育員会

2024年10月、北海道音更町で、免許取り消し処分を受けていたのにもかかわらず、飲酒運転をしたなどとして、32歳の男性教諭が懲戒免職となりました。

30日付で懲戒免職となったのは、音更町の中学校に勤務する32歳の男性教諭です。

北海道教育委員会によりますと、男性教諭は2024年10月14日午前10時半ごろ、音更町内で酒気を帯びた状態で無免許運転をしていました。

男性教諭はこの前日、友人とともに飲食店で酒を飲んでいて、代行業者を利用して友人の車で帰宅。一度、仮眠を取ってから、友人の車で再び飲食店に戻り、駐車していた自身の車で帰宅しようと運転していた際に、スピード違反で警察に取り締まられたということです。

男性教諭の呼気からは、基準値を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転と無免許で運転した疑いで逮捕されました。

当時、警察の取り調べに対し男性教諭は「無職です」と説明していたということです。

男性教諭は逮捕される2年前の2022年10月、帯広市内で酒気を帯びた状態で車を運転し、検挙されていました。

この際、男性教諭は帯広簡易裁判所から罰金30万円の略式命令が下されていて、免許取り消し処分となりましたが、校長に報告せずに約2年に渡って、通勤などで日常的に車を運転していたということです。

当時、校長に報告しなかった理由について男性教諭は「正直に言わず、やり過ごせたらそれでいい」と話していて、無免許運転をしていた理由については「学校の近くに引っ越すこともできたが、現在の生活が一変するのが怖かった」などと話しているということです。

今回の懲戒処分を巡り、男性教諭が所属する中学校の校長も、無免許運転などを未然に防ぐことができなかったとして、戒告処分となっています。

男性教諭は「自分の行動は非常に軽率で恥ずべきことであり、教員としても自覚が足りないと猛省しています」などと話しているということです。

北海道ニュース24