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「妻が頭をぶつけて出血した」119番通報するも…救急隊が事件と判断「臨場して欲しい」と警察へ連絡、バールで殴打の殺人未遂容疑の67歳の男「本当は殴りたくなかった」

2024年09月12日(木) 07時52分 更新

送検される櫻庭裕之容疑者(67)(12日 稚内警察署)
送検される櫻庭裕之容疑者(67)(12日 稚内警察署)

10日夜、北海道北部の浜頓別町で妻の頭をバールで殴り、殺害しようとしたとして67歳の男が逮捕されました。

殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、浜頓別町豊寒別に住む自称アルバイト従業員の櫻庭裕之容疑者67歳です。

警察によりますと、櫻庭容疑者は10日午後8時ごろ、自宅で60代の妻の頭をバールで殴り、殺害しようとした疑いが持たれています。

妻は頭にけがをしましたが、会話が可能で、命に別状はありません。

警察によりますと、事件直後、櫻庭容疑者が「妻が頭をぶつけて出血した」と119番通報し、駆けつけた消防が現場の状況から「事件の被害に遭った患者を取り扱っている。臨場してほしい」と警察に連絡しました。

「妻が頭をぶつけて出血した」と自ら119番通報
警察は櫻庭容疑者から事情を聴き、容疑が固まったため11日夜、櫻庭容疑者を逮捕しました。

取り調べに対し、櫻庭容疑者は「私は妻を殴ったことに間違いありませんが、本当は殴りたくなかった」と話し、容疑を一部否認しています。

櫻庭容疑者は妻と2人暮らしでした。

櫻庭容疑者を乗せた車
警察は、櫻庭容疑者が犯行に使ったとみられるバールを押収し、事件の経緯など詳しい状況を調べています。