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速報【旭川女子高生殺害】当時19歳の女「間違いないです」初公判で起訴内容認める 3月には内田梨瑚被告が証人出廷へ 旭川地裁

2025年02月27日(木) 15時33分 更新

女子高校生(当時17)が殺害された神居大橋(2024年 北海道旭川市)
女子高校生(当時17)が殺害された神居大橋(2024年 北海道旭川市)

 去年4月、北海道旭川市の橋の上から女子高校生を転落させて殺害した罪などに問われている、当時19歳の女の裁判員裁判の初公判が旭川地裁で開かれ、女は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、旭川市の当時19歳の無職の女(20)は去年4月、女子高校生(当時17)を車で連れ去り、旭川市の神居古潭の橋から転落させて殺害した罪などに問われています。

この事件では、犯行を主導したとして、旭川市の無職、内田梨瑚被告(22)も逮捕、起訴されています。

内田梨瑚被告(22)
無職の女(20)は、犯行時、19歳の『特定少年』でしたが、少年審判で刑事処分が相当として検察官送致されたうえ、起訴されていました。

当時19歳の女(20)は刑事処分が相当として検察官送致され、起訴
無職の女(20)の初公判は、27日午後1時半から旭川地裁で始まりました。

女は、白地のシャツにスラックス姿で、少し伏し目がちなようすで出廷し、傍聴席に目をやることなく、すぐに着席しました。

裁判長から「公訴事実と違うところありますか?」と問われると首を横に振りながら「ないです」と述べました。

再度、裁判長から「間違いありませんか?」と再度確認を求められると「間違いないです」と起訴内容を認めました。

当時19歳の女(20)の初公判が開かれている旭川地裁
27日の法廷内(旭川地裁)
「間違いないです」と起訴内容認める(27日 旭川地裁)
冒頭陳述で、検察側は「主犯の内田被告の"舎弟"だったが支配されていたわけではない」とし、犯行については「内田被告と同様の役割を主体的に果たし、恩義や仲間意識から犯行に加担した」と指摘。

冒頭陳述で検察側は「内田被告と同様の役割を主体的に果たした」と指摘
一方で、弁護側は、「内田被告を慕っていたのは事実だが同時に恐怖心もあり、顔色を伺いながら過ごしていた」と主張し、「犯行の大半は内田被告の指示で、罪を認めて深く後悔している上、まだ若く、更生できる」として情状酌量を求めました。

弁護側は「罪を認めて深く後悔している」などとして情状酌量求める
裁判の争点は量刑で、あす28日は証拠調べが行われます。

また、3月3日には証人として内田梨瑚被告が出廷する予定です。

北海道ニュース24