「シカとぶつかったと思っていた」と容疑を一部否認 北海道苫小牧市のひき逃げ事件 運転手の男（28）を逮捕
2025年03月02日(日) 20時49分 更新
男性（27）が倒れていた現場（2日 北海道苫小牧市新中野町3丁目）
2日、北海道苫小牧市の市道で、男性（27）が乗用車にはねられ意識不明の重体となっているひき逃げ事件で、警察は乗用車を運転していた男（28）を逮捕しました。
ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、苫小牧市の派遣社員、辻光太郎容疑者（28）です。
辻容疑者は、2日午前4時すぎ、苫小牧市新中野町3丁目の市道で、男性（27）を乗用車ではねて重傷を負わせたにもかかわらず、その場から走り去った疑いがもたれています。
男性は後頭部から首にかけて血を流した状態で路上に倒れていて、意識がない状態で病院に搬送されました。
事故現場を調べる捜査員
現場は信号機のない片側１車線の直線道路で、付近には男性のものとみられる血痕が残っていたほか、車の部品のようなガラス片が散乱していました。
捜査を続けていた警察官が事故の痕跡がある車をみつけ、辻容疑者の逮捕につながったということです。
男性（27）が倒れていた現場
警察の調べに対し、辻容疑者は「シカとぶつかったと思っていた。人にけがをさせた覚えはない」と容疑を一部否認していて、警察が当時の状況を調べています。