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【旭川中2女子いじめ凍死】遺族側が損害賠償を求めて市を提訴した内容判明 責任転嫁や、問題の矮小化…「いじめの認知を徹底して回避した」と主張 訴状は200ページ超

2025年04月08日(火) 18時46分 更新

 8日、北海道旭川市郊外の公園です。4年前の出来事を絶対に忘れない人たちがいます。

廣瀬爽彩さん。





通っていた中学校の上級生らから「いじめ」を受け、この公園で凍死した状態で見つかりました。

中学2年でした。



今年2月、廣瀬さんの遺族側は、約1億1500万円の損害賠償を求めて旭川市を提訴。

8日、その内容が明らかになりました。

訴状の内容
「学校及び市教委は、発達特性の問題、家庭環境の問題として責任転嫁し、問題を矮小化するなどして、いじめの認知を徹底して回避した」





200ページを超える訴状の中で、遺族側は学校や市教委の対応の不備を再三に渡って指摘。





学校側がいじめの認知を回避したことで、フラッシュバックや希死念慮などの症状を招き、廣瀬さんが自殺に至ったと主張しました。

訴状の内容
「必要な注意を尽くしていれば、廣瀬爽彩が自殺により死亡することはなかったということができる」

3月27日の会見で旭川市の今津市長は。



旭川市 今津寛介市長
「まずは訴状の内容をしっかり認識したなかで、適切に判断したい」

旭川市は遺族側の訴えにどう応えていくのでしょうか。

北海道ニュース24