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【荒天から記録的暖気へ】24時間予想降雪量40㎝“ドカ雪”のあとは一転…気温上昇、札幌で5℃以上2日続くなど各地でプラス気温に

2025年01月16日(木) 17時12分 更新

17日午後6時までの24時間予想降雪量
17日午後6時までの24時間予想降雪量

17日の北海道内は、北海道の南を低気圧が通過した後、冬型の気圧配置となって石狩湾周辺に雪雲が集中して流れ込み、これまで雪の少なかった札幌で今シーズン一番の大雪となるおそれがあります。

■雪の見通し
17日は石狩湾周辺に活発な雪雲が断続的に流れ込み、一気に積雪が増える可能性があります。17日夕方までの24時間で降る雪の量は石狩・空知・後志地方では40センチに達する見込みです。

札幌では今シーズン、一日で15センチを超える雪は降っておらず、16日午前9時の積雪は平年のおよそ半分となる26センチにとどまっています。

17日の朝以降は、札幌でも帳尻を合わせるように一気に積雪が増えそうです。

交通機関の遅れや運休、交通渋滞、車のスタックなど様々な影響が考えられます。最新の気象や交通情報に注意してください。





■一部警報級の暴風のおそれも
16日夜から発達した低気圧が通過する影響で、低気圧が近くを通る太平洋側では、16日夜から17日昼頃にかけて雪や風が強まります。

道南や根室地方など暴風を伴ってふぶくおそれもあるため、太平洋側でも交通障害に十分注意してください。





■大雪のあとは一転、春先の暖かさ
18日土曜日以降は、冬型の気圧配置が弱まるため雪の降り方は落ち着き、天気は穏やかに経過するところが多くなりそうです。

19日日曜日になると上空に3月下旬から4月上旬並みの暖かい空気が流れ込み、気温が急上昇します。

19日の最高気温は、札幌で3月中旬並みの5度など各地でプラスの気温となりでしょう。

20日月曜日にはさらに気温が上がり、札幌は6度、函館では3月下旬並みの8度まで上がり春先の暖かさとなる見込みです。

札幌で1月に5度以上の気温が2日続くのは過去30年の中では2回しかなく、この時期としては珍しい暖かさとなりそうです。





積雪が多い地域では、屋根からの落雪の危険性が高まり、道路には日中大きな水たまりができて夜には再び凍結、雪が多い中道ではザクザク路面になって車がスタックしやすくなるなど影響がありそうです。

21日以降も気温は平年よりも高めに経過するため、朝晩と日中の路面状況の変化にはしばらく注意が必要となるでしょう。

◇HBCウェザーセンター:篠田勇弥気象予報士

北海道ニュース24