ニュース

Official Account

北海道新幹線の札幌延伸が大幅延期 国が沿線自治体への説明始める 北海道知事は工期短縮などを求めて国に緊急要望する考え

2025年03月18日(火) 17時57分 更新

少なくとも2038年度末と大幅にずれ込んだ北海道新幹線の札幌延伸。

今後の対応をどうするか、国土交通省は札幌市など北海道内の沿線自治体に個別の説明を始めました。



国の有識者会議は14日、札幌開業の時期について、難航するトンネル工事や人手不足から「おおむね2038年度末ごろの見込み」との報告書を国に提出しました。



これを受け、中野国土交通大臣は18日朝、開業の遅れと今後の対応について、国交省の担当者を北海道や札幌市など沿線自治体に18日朝から順次、派遣して説明すると明らかにしました。



中野洋昌 国土交通大臣
「沿線自治体の関係者の大変大きな期待があるなかで、このような見通しが示されたことについて私自身も重く受け止めている」



髙橋智也 記者
「いま、国交省の担当者が札幌市役所を訪れました」

国交省の担当者と建設主体の鉄道・運輸機構の担当者が18日夕方、札幌市を訪れ、天野副市長に説明しました。



一方、鈴木知事は道議会終了後の記者会見で、札幌開業の遅れについて「にわかに受け入れがたい」と不満をあらわにしました。

鈴木直道 知事
「国土交通大臣として、2038年度末の開業について言及していない。(計画が)宙に浮いている」



鈴木知事は国が開業時期を明示することや工期の短縮などを求めて、4月上旬にも国に緊急要望することを明らかにしました。

北海道ニュース24