「クマを駆除せずトウガラシで遠ざける方法」など“子ども議員”が4か月かけて考えた政策 札幌市長に提案
2024年12月26日(木) 18時32分 更新
札幌市のまちづくりについて未来を担う子どもたちが考えを札幌市長に訴えました。
26日、札幌市役所で秋元市長を出迎えたのは、27人の「子ども議員」です。
子ども議員
「小学校教育をよりよくしたいという考えからこのグループにしました」
札幌市の小中学生が議員になって「子どもにやさしいまち」の政策を考えるこの取り組み。
「防災」や「教育」など5つのテーマに分かれ、4か月間かけて政策を立案しました。
子ども議員
「“子どもにとって優しいまち”とは、クマにとっても人にとっても安心安全なまち」
クマが苦手なトウガラシなどの匂いの杭を山と市街地の境目に打ち、クマを駆除せずに遠ざける方法を提案。
またスクールカウンセラーのあり方については…。
子ども議員
「(学校の)イベントを通して仲を深めることができれば、いまより近い存在になれる」
札幌市 秋元克広市長
「担任の先生とか他の先生に言えない事柄は、先生じゃないスクールカウンセラーだと話せるかなというのはあるか」
子ども議員
「(先生には)心配されたくないから言いたくないと思って、相談できなかったことが何回もある」
秋元市長はメモを取りながら提案に耳を傾けていました。
子ども議員(小学校4年生)
「(将来の夢は?)ちょっと大きな夢ですが、北海道知事。(札幌市長じゃなくて?北海道知事?)(うなずくようす)」
政策は、それぞれ札幌市の担当部署に伝えられます。