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JR北海道が運賃値上申請で公聴会「通学定期の割引率の引き下げは認められない」など反対意見、1日の乗車人数521人の室蘭駅は10月から無人化へ

2024年09月03日(火) 16時36分 更新

JR北海道が来年4月の運賃値上げを国に申請したことを受け、国の運輸審議会は3日、札幌市で住民などの意見を聴く公聴会を開きました。

JR北海道は、来年4月に平均7.6%の運賃値上げを国に申請していて、公聴会で綿貫社長は「物価高騰の中で輸送サービスを維持するために必要」と説明しました。





一方、公述人から「バスの運転手が不足する北海道内で鉄道の果たす役割は大きい」とする賛成意見や、「遠距離通学の高校生が増える中、通学定期の割引率の引き下げは認められない」などの反対の意見がありました。



運輸審議会は、3日の意見を踏まえ国土交通大臣に答申します。





そのJR北海道は利用が少ないJR室蘭駅を来月1日に無人化すると発表しました。



昨年度の乗車人数は、1日当たり521人と減少傾向のため無人化を決めました。



JR北海道 綿貫泰之社長
「無人駅となっても利用してもらえるよう、不便をかけないように対応したい」



「みどりの窓口」も廃止され、代わりにオペレーターが説明する「話せる券売機」の活用を呼びかけています。