【新型コロナ関連・破産情報】北海道当麻町の電子部品製造会社「トウマ電子工業」など2社が破産申請へ 負債総額約4億円か
2025年04月05日(土) 08時36分 更新

民間の信用調査会社、東京商工リサーチによりますと、北海道当麻町の電子部品製造会社「トウマ電子工業」と、旭川市の関連会社「トウマ生活向上企画」が3月31日に事業を停止し、破産申請の準備に入ったことがわかりました。負債額は「トウマ電子工業」が約2億円、「トウマ生活向上企画」が約2億円で、2社あわせて約4億円になる見通しです。
「トウマ電子工業」は、1972年8月設立の電子部品製造会社で、大手電機メーカーのブラウン管テレビ用部品の委託工場として稼働し、ピークとなる2003年7月期には、売上高35億8533万円を計上し、従業員400人を雇用していました。
以降、国内のブラウン管テレビの製造中止決定を受けてからは規模を縮小し、航空機コックピット用ブラウン管向け電子部品の製造に転じていました。
しかし、コロナ禍による航空機の減便などで、航空機向け電子部品の製造が当初予定より1年早く終了。
その後に受注した除菌脱臭器や各種検査装置に搭載されるX線管は、世界的な半導体不足により量産体制が遅れました。
2024年7月期は、新型コロナウイルスの5類移行に伴う除菌脱臭装置の需要低下に加え、新規受注した検査装置はEV車の販売減速により、大幅な減産を余儀なくされ、売上高は1億2620万円と前年比42.9%減、損益は2期連続で5000万円を超える最終赤字を計上していました。
2025年7月期に入り、遠赤外線ヒーターシート等製品の量産化を進めていましたが、物価高などを要因をして受注が減り、資金繰りが限界となり、事業継続を断念したということです。
一方、関連会社の「トウマ生活向上企画」は介護事業者として就労継続支援B型「ワークサポートぽけっと」などの運営に加え、「トウマ電子工業」が製造する「パウダーアイスメーカ―(かき氷機)」の販売会社として一体運営していましたが、「トウマ電子工業」の事業停止を受けて、事業を停止するに至りました。