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【スキージャンプ】「憧れの高梨沙羅選手を超えたい」名門実業団に1970年創部以来初の女性ジャンパー佐藤柚月(18)が加入 26年冬季五輪へ意欲

2025年04月14日(月) 21時18分 更新

佐藤柚月選手(18)
佐藤柚月選手(18)

14日、東京美装スキー部の新入部員発表会が札幌市内で行われ、1970年の創部以来初めてとなる女性ジャンパー佐藤柚月選手が来年2月のミラノ・コルティナ五輪を目指す決意を語りました。

3月に札幌日大高校を卒業した佐藤柚月選手は札幌市出身の18歳。姉の影響で5歳から競技を始め、中学時代からシニアの国内大会で頭角を現すと、昨シーズンは高校3年生ながら初めてワールドカップポイントを獲得しました。

昨シーズン、初のワールドカップポイント獲得
また25年の20歳以下が出場するジュニア世界選手権では、6位入賞を果たしました。

1970年創部以来初の女性ジャンパーに
女子ジャンプ界の次世代を担うホープのもとには、複数の企業から勧誘がありましたが、東京美装スキー部への加入を決意。

東京美装スキー部について「ファミリーのような温かい雰囲気がいい」
その理由を「ファミリーのような温かい雰囲気がいい」「女子ジャンプの新しい道を開きたい」と笑顔で話しました。

また、佐藤選手と同じくこの春からコーチに就任した成田楓さん(30)は「技術面はもちろん、特にメンタル面のサポートに力をいれていきたい」と抱負を語りました。

左から金子祐介監督、佐藤柚月選手、成田楓コーチ、渡部陸太キャプテン
社会人ジャンパーとしてスタートを切った佐藤選手は「ワールドカップでTOP10に入ること、そして目標の最高地である五輪に出て飛びたい」と話し、来年2月に行われるミラノ・コルティナ五輪への意欲を見せました。

幼い頃から高梨沙羅選手が憧れだという佐藤選手。高梨選手とともに世界の舞台に立つために、新たな一歩を踏み出しました。

北海道ニュース24