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1歳児が保育園の給食で喉を詰まらせて死亡「問題になる点は確認されなかった」市が監査結果を公表 札幌市

2024年12月06日(金) 23時53分 更新

1歳児が給食をのどに詰まらせて死亡した保育園(札幌市北区)
1歳児が給食をのどに詰まらせて死亡した保育園(札幌市北区)

札幌市の保育園で10月、1歳の園児が給食をのどに詰まらせて死亡した事故で、市は施設運営上の問題になる点は確認されなかったとの監査結果を公表しました。

札幌市北区の認可保育園「アイグラン保育園拓北」で10月23日、1歳1か月の男の子が給食として出された離乳食をのどにつまらせて死亡しました。

保育園運営会社による記者会見(11月)
札幌市は、園に対して事実関係などを調査する特別指導監査を行い、6日、結果を公表しました。

監査では、食事介助中の保育の状況について、児童福祉関係法令などに照らして違反となる事実は確認されなかったということです。

認可保育園「アイグラン保育園拓北」
また、職員は適正に配置されていて、職員全員が救命救急講習を受講しているなど、施設運営上の問題となる点はなかったとしています。

認可保育園「アイグラン保育園拓北」
しかし札幌市は今回の事態を踏まえ、保育園に対してマニュアルなどの再確認や、研修を通じて必要な対応を確実に行えるよう助言したということです。

監査結果を公表した札幌市
札幌市は17日、市内の保育施設などを対象に、誤嚥防止や救急対応の研修を実施し、再発防止に努めるとしています。

北海道ニュース24