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他国から発射された弾道ミサイルを想定した住民が身を守る訓練 国と北海道、栗山町が合同で実施「1回でもやると心構えができると思う」去年は北朝鮮から25発の弾道ミサイルが発射される 北海道栗山町

2024年08月09日(金) 18時46分 更新

 北海道空知地方の栗山町で、弾道ミサイルを想定した訓練が行われ、住民が身を守る行動を確認しました。

訓練用アナウンス
「ミサイルが発射されました」



訓練は、他国から発射された弾道ミサイルが、北海道に飛来する想定で、国と道、栗山町が合同で行いました。



住民からは、町内の高齢者施設の入居者と職員、あわせて19人が参加し、窓のない廊下に避難したあと、頭を守るなどの行動を確認しました。



訓練の参加者
「1回でもやると、そういうことに対する心構えができるのではないかと思うと、訓練は大事」



去年は、北朝鮮から25発の弾道ミサイルが発射され、去年2月には北海道南部の渡島大島の西、約200キロの、日本のEEZ、排他的経済水域の内側に落下しました。



栗山町の佐々木学町長は「平時の暮らしの中でも、飛来する可能性があるので、どのような行動をとるのか知ってほしい」と話していました。



北海道内で弾道ミサイルを想定した住民避難訓練が行われるのは、今年度初めてで、10月に北斗市、11月には北見市でも予定されています。