駐車場から車３台をクレーンで吊り上げトラックに積み…売却記録などから特定された45歳男「持ち主に確認しないで持ってきた」21歳男「一緒に車を運んだ」

2024年10月02日(水) 18時34分 更新

窃盗容疑で笹村泰弘容疑者と安田蓮容疑者を逮捕した苫小牧警察署

９月３日から４日にかけて、北海道苫小牧市で車３台を盗んだとして、45歳と21歳の男２人が逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、苫小牧市花園町１丁目の自営業、笹村泰弘容疑者45歳と苫小牧市花園町１丁目の21歳のアルバイト従業員、安田蓮容疑者21歳です。

２人は共謀し９月３日、苫小牧市内の共同住宅の駐車場から、52歳の男性が所有する乗用車（時価約10万円相当）と、69歳の女性が所有する乗用車（時価約40万円相当）を盗んだほか、４日にはこの69歳の女性が所有する別の軽乗用車（時価約２万円）の合わせて車３台を盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、被害者から通報を受けた警察が、防犯カメラを分析するなど捜査を進め、盗まれた車が売却されていることを突き止めました。そして売却記録などから２人を特定し、容疑を固め、10月２日までに２人を逮捕しました。

２人は同じ会社の同僚で、クレーン付きトラックを使って吊り上げて盗み、３台は既に売却されていたということです。

取り調べに対し、笹村容疑者は「車の持ち主に確認しないで車を持ってきた」と容疑を認めているということですが、安田容疑者は「一緒に車を運んだけれど、それが盗んだ車だとは思わなかった」と容疑を一部否認しています。

警察は、２人が転売目的で犯行に及んだとみて、余罪がないか詳しく調べています。