“ヒグマ”捕獲数が過去最多の1800頭超 主食となるドングリの不作で問題個体の出没が多発したか 北海道
2024年12月03日(火) 15時10分 更新
北海道は、2023年度のヒグマ捕獲数が統計開始以来、過去最多となる1804頭だったことを発表しました。2022年度に比べて約1.9倍となっています。
過去最多の捕獲数となったヒグマ
北海道のヒグマ対策室によりますと、2023年度のヒグマの捕獲数は1804頭と、前年度に比べて864頭多くなりました。
これはヒグマ捕獲数の調査を開始した1962年以降、過去最多の捕獲数です。
過去最多の捕獲数となったヒグマ
捕獲された1804頭のうち、1684頭が有害捕獲で、120頭が狩猟によるものでした。
ヒグマの捕獲数は2021年度に初めて1000頭を超えましたが、2023年度は2000頭に迫る捕獲数となりました。
過去最多の捕獲数となったヒグマ
捕獲数が増えた要因について北海道は、「昨年度は秋の主要食物であるドングリなどが、全道的に実なりの悪い傾向が見られ、問題個体の出没が多発したことで、捕獲数も増えたものと推察します」とコメントしています。
過去最多の捕獲数となったヒグマ
【ヒグマ捕獲数の推移】
・2020年度 930頭
・2021年度 1056頭
・2022年度 940頭
・2023年度 1804頭(過去最多)