【24時間予想降雪量】オホーツク海側北部で60㎝日本海側北部50㎝ 北海道の荒天続く…屋根の雪下ろし中に転落か87歳女性重傷
2025年01月09日(木) 18時37分 更新
1月9日は、北海道北部を中心に雪と風が強まりました。10日朝にかけて、引き続き警戒が必要です。
渡辺忠記者
「横殴りの強い雪と風で海が全く見えません」
発達した低気圧の影響で1月9日は、道北を中心に雪と風が強まりました。
谷本洋記者
「私の身長は173センチメートルですが、道路と歩道の間には、はるかに高い雪山ができています」
上川の幌加内町では、積雪が163センチに。
幌加内町の住民
「10年に一度の大雪とか言っていた。雪はもういらない」
交通機関にも影響がでました。
JRは、宗谷線の名寄から稚内のあいだで、9日は終日運転を見合わせました。10日も始発から昼すぎまで運休が決まっています。
東京からの観光客
「きのう宗谷岬に行って1泊したあと、昼の特急で札幌に戻る予定だったが、だめになった」
外国人の観光客
「夜に札幌に戻るためバスのチケットを買ったが、それもどうなるか分からない」
留萌地方などを走る沿岸バスも終日、運休。
こちらは、10日は通常どおり運行するということです。
ただ、この天気はこのあとも続く見込みで、10日午後6時までの24時間に降る雪の量は、オホーツク海側北部で60センチ、日本海側北部で50センチと予想されています。
10日の朝にかけて交通障害などに警戒が必要です。
雪の事故も起きています。
午前9時半すぎ旭川市忠和の住宅の前で87歳の女性が倒れているのが見つかりました。
女性は意識がもうろうとした状態で病院に運ばれ、背骨を折る重傷です。
住宅の屋根の上にスコップが残されていて、警察は女性が雪下ろし中に転落したとみています。