警察官などを名乗る特殊詐欺 "騙されたふり作戦"で、現金回収に現れた19歳男を逮捕 札幌手稲警察署
2024年11月13日(水) 10時51分 更新
警察官などを名乗って、札幌市手稲区に住む70代女性から現金250万円を騙し取ろうとしたとして、19歳の無職の男が逮捕されました。
詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、東京都葛飾区に住む無職の19歳の男です。
男は、氏名不詳者と共謀し、10月29日から11月8日までの間に、警察官などを名乗って、札幌市手稲区に住む70代女性にうその電話をして、現金250万円を騙し取ろうとした疑いが持たれています。
警察によりますと、10月29日、70代女性のもとに、総務省の職員を名乗る男から『あなたの個人情報を使って携帯電話が契約されています。その携帯が詐欺事件に使われています。刑事さんに代わります』と電話がありました。
さらに、警察官を名乗る男は『あなたも犯人として捜査されています。検事さんと相談して明日また電話します』などと話したということです。
70代女性は、同居する娘に相談して詐欺だと気づき、警察に通報しました。
警察は、70代女性に騙されたふりをしてもらい、電話でのやりとりを継続。
電話で指示された現金の送付先である東京都世田谷区のアパートで、警察が張り込んでいたところ、19歳の男がやって来たため、その場で逮捕しました。
警察は男の認否を明らかにしていませんが、他にも共犯者が複数人いるとみて捜査しています。