【北方領土】水晶島に鉄塔のような構造物と、増築されたとみられる建物 ロシアが実効支配を強く誇示か 北海道納沙布岬から約7キロ沖
2025年02月03日(月) 17時29分 更新
北方領土・歯舞群島の水晶島で、鉄塔のような構造物と、増築されたとみれる建物が、新たに確認されました。
北海道根室市の納沙布岬から望む、3日の歯舞群島の水晶島です。
岬から約7キロ離れていますが、もともとあった灯台の近くに、鉄塔のような構造物があるのがわかります。
また、ロシア国境警備隊関連の施設に、新たに青い屋根の建物があるのも確認されました。
北海道などによりますと、水晶島には、一般のロシア人は住んでおらず、ロシア国境警備隊が常駐していますが、これらの構造物と建物は、去年以降に建てられたとみられています。
北方領土をめぐっては、2023年と去年、同じ歯舞群島の貝殻島で、灯台にロシア国旗が掲げられるなど、ロシア側が実効支配を誇示するような動きを強めていて、北海道は「引き続き状況を注視していく」としています。