SNS閲覧中「ウイルスに感染している」信じた60代女性が男2人の指示通りに操作⇒約3300万円を送金、詐欺被害に
2025年02月19日(水) 18時03分 更新

15日、北海道十勝地方に住む60代女性が、パソコン画面に表示されたウイルス感染を疑わせるメッセージをきっかけに、現金3300万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、十勝地方に住む60代の女性が15日、パソコンでSNSを閲覧中、画面にウイルス感染を疑わせるメッセージと電話番号などが表示されました。
女性がその電話をかけると、ソフトウェア会社を名乗る男が「ウイルスに感染している。大切な口座情報が抜かれてしまう」などとウソを説明。
それを信じた女性は男の指示に従って、ネット上で振込などができる金融サービス「インターネットバンキング」にログインしました。
さらに遠隔操作のアプリケーションソフトをインストールしたところ、男2人にパソコンを遠隔操作され、女性名義の口座から約3300万円が別の口座に送金されてしまったということです。
警察は「パソコン画面等にウイルス感染の表示や、警告音が鳴った場合は詐欺である可能性が高い」と注意喚起するとともに、不審な画面が表示されたり、怪しい電話が来たりした場合は、警察相談専用ダイヤル「♯9110」に電話するよう呼びかけています。