高速道路で“スピード超過”警察車両が追突事故、頭蓋骨骨折の重傷負わす「漫然と運転した」40代警部補に減給1か月の懲戒処分 北海道警察
2025年01月29日(水) 21時07分 更新
北海道警察は、去年3月、千歳市の道央自動車道で警察車両を運転中、軽ワゴン車に衝突し、軽ワゴン車の運転手に重傷を負わせた男性警察官に対し、減給1か月の懲戒処分をしました。
懲戒処分を受けたのは、苫小牧警察署に勤務する40代の男性警部補です。
警部補は、去年3月14日、道央道上り線の千歳恵庭ジャンクション付近で、警察車両を運転中、苫小牧市の40代の会社役員の男性が運転する軽ワゴン車に追突しました。
この事故で、軽ワゴン車の男性は頭蓋骨を折るなど全治2か月の重傷を負いました。
警察によりますと、警部補は北海道警察本部から苫小牧署に戻る途中で、法定速度100キロ制限の区間を110キロほどで走行していたということです。
警察は、警部補を去年7月25日付けで過失運転傷害の疑いで札幌地方検察庁へ書類送検し、検察の処分はまだ出ていません。
取り調べに対し、警部補は前方不注視により追突した」「漫然と運転していた」という趣旨の説明をしているということです。
警察は、男性警部補に対し、29日付けで減給100分の10、1か月の懲戒処分をしました。
北海道警察本部の親谷光博監察官室長は「事実に基づき厳正に処分しました。被害者の方に深くお詫びします。職員に対する指導教養を徹底し、再発防止に努めていきます」とコメントしています。