北海道新幹線の札幌延伸 2038年度末となる見通し 13日国交省の有識者会議で公表へ 想定外トラブルでさらに数年遅れるおそれも
2025年03月08日(土) 08時56分 更新
工事が遅れている北海道新幹線札幌延伸について、新たな開業時期が2038年度末になる見通しであることがわかりました。
北海道新幹線の札幌延伸は、渡島トンネル(北斗市、八雲町)や羊蹄トンネル(倶知安町、ニセコ町)で地盤不良や巨大な岩盤が出現したことなどで工事が遅れ、当初予定していた2030年度末の開業を断念していました。渡島トンネル(22年5月)
国土交通省は新たな開業時期の検討を進めていましたが、関係者によりますと、新たな開業時期は2038年度末となる見通しで、来週13日に開かれる有識者会議で示されるということです。羊蹄トンネル(24年11月)
一方、今後も新たな岩盤など想定外のトラブルが出現する可能性があるため、報告書には開業時期はさらに数年遅れるおそれもあるという検討結果が加えられる見込みです。