“Fビレッジ”運営会社の協力で東京の投資グループがスタートアップ企業支援を開始 北海道の人手不足など地域課題の解決を目指す…3年間で30社を迎える予定
2025年03月12日(水) 19時00分 更新
世界がまだ見ぬ、新しいビジネスのカタチが誕生するかもしれません。
スタートアップ企業を支援して、人手不足など、北海道内の課題解決を目指す取り組みが、北広島市で始まりました。
企業への投資を手がける、東京の『スクラムベンチャーズグループ』は、北海道ボールパークFビレッジを運営する『ファイターズスポーツ&エンターテイメント』の協力のもと、道内外のスタートアップ企業を支援する取り組みを始めると発表しました。
ファイターズは“スタートアップ企業”が持つ技術やサービスを活用し、地域住民の住みやすさにつなげる狙いがあります。
ロボットや自動運転など、先進的な技術開発を手がけるアメリカ企業への投資実績を持つ『スクラムベンチャーズ』が今回、Fビレッジに注目した理由はどこにあるでしょうか。
スクラムベンチャーズグループ 髙橋正巳COO
「北海道はラピダスの半導体工場もあるし、再生エネルギーやデータセンター、観光など非常に成長している分野がたくさんある。ここをさらに伸ばす。活性化していく。そういったことがテクノロジーの力で可能になると思っております」
スタートアップ企業は3年間で30社ほどを迎える予定で、経済的な支援や経営相談、実証実験のアテンドで、企業の成長を後押しします。
この取り組みには大手企業も出資し、期待を寄せています。
ヤマト運輸 イノベーション推進部 斎藤泰裕部長
「省人化であったり、自動化というところにフォーカスしまして、さまざまなスタートアップを誘致して、そういった変革を行っていきたいと思っています」
Fビレッジから新たなビジネスは生まれるのか。
スタートアップ企業の募集と選定は今年7月ごろまで行われ、早ければ夏にも企業への支援が始まるということです。