【破産情報】北海道留萌市の「荻野病院」を運営する医療法人「社団 萌仁会」が事業停止 破産申請準備へ 負債総額は7億468万円か
2025年04月04日(金) 15時44分 更新

民間の信用調査会社、東京商工リサーチによりますと、北海道留萌市の医療法人「社団 萌仁会」が、3月31日に事業を停止し、破産申請の準備に入ったことがわかりました。負債総額は、2024年3月期の決算時点で、7億468万円に上るということです。
北海道留萌市の医療法人「社団 萌仁会」は、1961年8月に創業、2002年11月設立の精神科病院を運営する医療法人で、留萌地方唯一の精神科病棟を持つ「荻野病院」を運営していました。
ピークとなった2015年3月期には、売上高は10億7532万円を計上しましたが、コロナ禍以降、病床利用者が低迷し、2021年3月期には、大幅な赤字計上となり、債務超過に陥りました。
さらに慢性的な看護師不足が解消されず、厳しい業況を余儀なくされていました。
運営していた「はぼろメンタルクリニック」を2022年10月に閉院したものの、2024年3月期の売上高は7億232万円にとどまり、病床数を2024年6月に99床から70床、2025年2月には60床に減らしていました。
収益性に改善はみられず、資金繰りが限界となり、事業継続を断念したとみられています。
留萌振興局によりますと、「荻野病院」に入院していた10人ほどの患者については、4日までに転院手続きを終えたということです。
なお、「社団 萌仁会」は、北海道から精神障がい者地域生活支援事業を受託し、「留萌圏域地域支援センター」も運営していましたが、2025年3月末で終了し、センターは別の事業者が運営しているということです。