不正に入手したクレジットカードでトレーナーやスニーカーを購入 兄弟を詐欺容疑で逮捕 兄は窃盗グループの主犯格で少なくとも75件の窃盗事件に関与か
2025年01月31日(金) 08時27分 更新
2023年9月、札幌市中央区のセレクトショップで、不正に入手したクレジットカードを使い、トレーナーやスニーカーなどを購入してだまし取ったとして、35歳の無職の男が逮捕されました。
この男は5人組窃盗グループの主犯格で、今回が4回目の逮捕です。これまでに少なくとも75件の窃盗事件を重ね、被害総額は2000万円以上にのぼるとみられています。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、札幌市豊平区の無職、小松勇一容疑者(35)です。
小松勇一容疑者は2023年9月12日午後2時10分ごろ、不正に入手したクレジットカードを使って、札幌市中央区のセレクトショップで、長袖トレーナーなど2点(販売価格合計約4万5000円)を購入してだまし取った疑いが持たれています。
クレジットカードを不正利用された被害者が警察に相談したことで、事件が発覚。
警察は店舗の防犯カメラを分析するなどして男を割り出し、30日に逮捕しました。
小松容疑者は5人組窃盗グループの主犯格で、建造物侵入や窃盗の疑いで2024年11月に逮捕。
事件ごとに仲間を変えて金庫破りや自動車窃盗、他人のカードからの現金の引き出しなどの犯行を重ねていました。
このグループは2021年から2022年にかけて、札幌市近郊の会社事務所などに侵入し、少なくとも75件の窃盗を重ね、被害総額は2000万円以上にのぼるとみられています。
警察は、小松容疑者と共謀し、不正に入手したクレジットカードを使ってスニーカーなどを購入してだましとった疑いで、小松容疑者の弟の、小松直人容疑者(23)も30日に逮捕しました。
警察は余罪の有無などについて調べを進めています。