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泊原発3号機を2027年早期に再稼働 北海道電力が新経営ビジョン発表…電気料金は原発再稼働後に値下げ方針

2025年03月26日(水) 17時00分 更新

北海道電力は、26日夕方に会見を開き、泊原発3号機を2027年のできるだけ早期に再稼働し、2030年代前半にはすべての原子炉を稼働させるとする、新たな経営ビジョンを発表しました。

北海道電力は、国が進めるGX=グリーントランスフォーメーションや、DX=デジタルトランスフォーメーションの拡大を念頭に、エネルギーの安定供給と脱炭素化を目指す、2035年度に向けた新たな経営ビジョンを発表しました。



北電は原子力規制委員会による審査が終盤を迎えている泊原発3号機を2027年のできるだけ早期に再稼働させることや、2030年代前半には3基の原子炉すべてを再稼働させることを目標に掲げました。



また、電気料金については原発の再稼働後に適正な水準に値下げするということです。

北海道電力 齋藤晋 社長
「安全が大前提ですので、我々はいつでも安全に終わりはないという覚悟のもと、世界最高水準の安全を目指しつつ、色んな知見を取り込みながら目指したい」



一方、再生可能エネルギーについては、風力発電や地熱発電などの導入拡大を進め、2035年度までに現在の約4万キロワットから300万キロワット以上にまで発電量を増やす考えです。

北海道ニュース24