最新技術が集まった北海道内最大級イベント レーザー技術や半導体、宇宙分野など300社以上が集結 札幌市
2024年11月07日(木) 18時03分 更新
最新の技術の「今」が集まった北海道内最大級のビジネスイベントが札幌市で始まりました。
まずは、最新技術から。フライパンに水を入れてレーザーの光を当てます。
伊藤凛記者
「こちらのブースで展示されているのはレーザーで水を沸騰させる技術です」
中心部分がブクブク泡立ってきたと思うと、約10秒で100℃に沸騰しました。
これは自動車製造のレーザー技術を食品分野に応用した業界初の試みで、すでに食品メーカーから引き合いがあるといいます。
伊藤凛記者
「会場には300社以上の企業のブースが並んでいます。中でも注目なのが、半導体そしてデータセンターのブースです」
人だかりができたのは北海道苫小牧市で、2026年度の開業を目指す「ソフトバンク」のAIデータセンターや、次世代半導体の大量生産を目指す「ラピダス」など半導体のブースです。
また、北海道内で急速な広がりをみせている宇宙分野でも熱い視線が。
創業5年の北大発のスタートアップが開発するのは、プラスチック製の小型衛星の固形燃料です。
液体のような爆発の危険がなく、安全管理のコストを抑えられるため将来の月や火星基地にはなくてはならない燃料です。
Letara 谷口史子さん
「材質はレジ袋と同じ材質。安全性が高いので、安全管理コストが大幅に下がることがメリット」
こちらは、札幌市のソフトウエア会社が開発した完全自動の点検ロボットです。
アームの先のカメラとマイクで油漏れや計器の異常などを検知し、人の手が入りにくい発電所やデータセンターでの活躍が期待されています。
未来の技術の現実味を身近感じることができる「北海道ビジネスEXPO」は札幌市白石区のアクセスサッポロで8日まで開かれています。