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北海道新幹線の車両基地は全体を屋根が覆う全長1.3キロにも及ぶ巨大さ 札幌・苗穂地区に建設される車両基地のデザイン検討会 鉄道・運輸機構は「インパクトのある建物に…」

2024年09月19日(木) 18時46分 更新

北海道新幹線の延伸でターミナルとなる札幌には、車両を整備する基地が設けられます。

1300メートルもの長い壁が建設されますが、そのデザインをどうするか話し合われました。



松本雅裕記者
「このあたりが新幹線札幌駅のホームの東端になりますが、ここから先、JR苗穂駅までの約1.3キロにわたって、車両基地が建設されます」

札幌車両基地は、新幹線の車両整備や検査を行う施設です。



全国の整備新幹線では初めて、高架橋の上に設けられ、雪の影響を受けないよう全体が屋根で覆われるのが特徴ですが、その分、全長1300メートルもの長い構造物が苗穂地区に横たわります。



新幹線の車両基地が、都市の中心部に設けられた事例が、全国的にも少なく苗穂地区は、再開発によるマンションの建設が進んでいることから、鉄道・運輸機構は19日、建築の専門家らを集めて、外壁のデザインを検討しました。

19日の話し合いでは、外壁に使う材料や色づかいについて、専門家から意見があったということです。



鉄道・運輸機構 北海道新幹線建設局 森宣夫副局長
「インパクトのある建物になるので、市街地の環境と調和したデザインにしたい」



新幹線の開業は2030年度末以降、数年遅れる見込みですが、車両基地は2028年度末までの完成を目指していると話しています