50代男性医師が患者に「もう治らねえよ」と暴言…戒告や減給処分、院長面談でも改善されず“解雇”に 北海道・砂川市立病院
2025年02月21日(金) 13時34分 更新

北海道砂川市の病院で、2018年から2024年までの5年間にわたり、患者や職員に対して暴言を吐いたなどとして、50代の男性医師が、民間企業の「解雇」にあたる「分限免職」になっていたことがわかりました。
民間企業の「解雇」にあたる「分限免職」となっていたのは、砂川市立病院に勤めていた50代の男性医師です。患者に「もう治らねえよ」などの暴言
病院によりますと、50代の男性医師は2018年4月から常勤医として勤務していて、翌年の2019年9月から2024年11月までの5年間にわたり、患者に対して「もう治らねえよ」などの暴言を吐き、さらに職員に対しても声を荒げるなどの行為をしていたということです。病院側は1回目に戒告、2回目に減給処分
病院は、男性がどの診療科に勤務していたかは明らかにしていません。
患者やその家族、職員などから複数の苦情が寄せられたことから、病院側は1回目に戒告、2回目に減給処分を下していました。病院は「信頼回復に努めたい」とコメント
その後、院長らによる複数回の面談で態度を改めるよう求めたものの、改善されなかったことから、病院は2024年12月31日付でこの男性医師を民間企業の「解雇」にあたる「分限免職」としました。
砂川市立病院は「被害を被ったり、嫌な思いをした患者さんや家族をはじめ、市民住民にも心配や不安をおかけしたことを心からお詫びする。再発防止として職員教育をさらに徹底し、信頼回復に努めたい」とコメントしています。