築54年になり老朽化する札幌市役所本庁舎を今後どうする?検討会では“新庁舎建設”案が最高評価 移転先はNHK札幌放送局跡地が最有力候補地
2025年03月12日(水) 19時00分 更新
老朽化した札幌市役所本庁舎を建て替えるのか?改修するのか?その方向性が見えてきました。
泉優紀子記者
「1972年開催の札幌オリンピックの前年にできた札幌市役所本庁舎。今年で築54年になります」
当時、札幌市内で最も高い建物だった札幌市役所本庁舎。老朽化により12年前には外壁が落下。
広報課では、外部の人が来ることも多いため、固定席がないフリーアドレスを採用するなど、時代にあった姿も求められています。
業務の広がりで部局の数が増え、一部が、本庁舎の以外のビルに分散しているため“賃料も課題”です。
建て替えか、それとも改修か―。
札幌市は専門家らと検討を続け、防災拠点としての機能や、CO2の排出量、コストなどを点数化したものが、12日発表されました。
この結果、移転先に新たな庁舎を建て、分散している部局を集約するパターンが、最も高く評価されました。
移転先の候補は、現庁舎の隣のNHK札幌放送局跡地が有力で、2030年代後半の完成を目指します。