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砂川一家5人死傷事故から10年「恵は生きていたら28歳に…」赤信号を無視した飲酒運転の車が時速100キロ超で衝突 地元では事故を風化させない集会開かれる

2025年06月06日(金) 14時59分 更新

北海道砂川市で一家5人が死傷した飲酒ひき逃げ事故から、6日で10年が経ちました。

市内では、集会が開かれるなど飲酒運転の根絶に向けて誓いを新たにしました。



事故の現場となった、砂川市の国道12号線、歩道に手向けられた花が道行く車を見守っています。



2015年6月6日の夜、飲酒運転の車が赤信号を無視して、時速100キロを超える猛スピードで交差点に進入。



永桶弘一さん家族5人が乗った軽ワゴン車と衝突し、弘一さんを含む4人が死亡、当時中学校1年生の次女が大けがをしました。



砂川市内で開かれた「飲酒運転撲滅集会」は、事故を風化させないため、事故の翌年から毎年この日に行われていて、10年目となる2025年は約230人が参加しました。



死亡した永桶恵さんの高校の元担任 小田島数幸さん
「恵は…いま28歳になるんですね。生きていたら。9年も10年も11年も、追悼の思いは全く変わらないという意識です」



集会では、亡くなった長女の恵さんが通っていた高校の元担任、小田島数幸さんによる講演なども行われ、参加者一人一人が悲しみを繰り返さないために、何ができるかを改めて胸に問いかけました。

北海道ニュース24