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駄菓子屋なのに大人も夢中「鶏肉ぷりぷり玉ねぎシャキシャキ」焼き鳥が名物に…インフルエンサーをきっかけに1日400本以上も 北海道滝川市『メルヘン』

2024年09月20日(金) 19時44分 更新

北海道滝川市に今、SNSで話題になっている駄菓子店があります。子どもだけではなく大人も夢中にさせるその理由とは。

店内には、懐かしい駄菓子がずらり。JR滝川駅近くにある駄菓子店「メルヘン」です。



昔も今も、子どもたちにとっては「夢の国」ですがこの店、駄菓子店では珍しいと今、SNSなどで注目を集めています。



そう、「焼き鳥」です。この店を川原正子さん76歳が始めたのは今から25年前。

しかし「駄菓子店だけでは採算が合わない」と20年前、新たに始めたのが焼き鳥でした。

「焼き」を担当するのは夫の直幸さん78歳。毎朝、2人で300本ほどの「串打ち」を済ませます。



伊藤亜衣記者
「鶏肉ぷりぷり玉ねぎシャキシャキで美味しいです」

10本800円。「あくまで本業は駄菓子店」との心意気で価格は、ずっと据え置きです。年末には、まとめて50本注文する人もいるという「メルヘン」の焼き鳥。取材したこの日も、すでに沢山の予約が入っていました。



地元の客「30本買いました。いっぱい食べられるので」



焼き鳥が注目を集めるようになったのは先月初め。SNSなどでインフルエンサーが取り上げたのがきっかけでした。遠くは札幌市からも客が訪れるようになり、400本以上売り上げた日もあったといいます。



駄菓子屋 メルヘン店主 川原正子さん(76)
「焼き鳥はすごい。おじいさんおばあさんでは手に負えない」

この日も、札幌市からやってきたというツーリング客が。



札幌からの客
「予約だけと聞いて軽い失恋した感じ」

この日、用意した200本はすでに予約でいっぱい。少しでも多くの人に喜んでもらえるならときょうも二人三脚でお客さんを迎えます。



駄菓子屋 メルヘン店主 川原正子さん(76)
「もう76歳だから、元気なうちだけね。具合悪くなったらもう閉めちゃう」

「メルヘン」には子どもはもちろん、大人も夢中にさせる「おとぎばなし」があります。