【速報】『ノースサファリサッポロ』が今年9月末で閉園 市街化調整区域に無許可で施設建設 札幌市南区
2025年03月10日(月) 13時12分 更新

無許可での建築が問題となっている札幌市の動物園『ノースサファリサッポロ』が今年9月末で閉園するとホームページ上で発表しました。
『ノースサファリサッポロ』を運営するサクセス観光は10日、施設を今年9月末で閉園すると発表しました。
『ノースサファリサッポロ』を巡っては、札幌市の市街化調整区域に無許可で施設を建設していたことが問題となっていました。
札幌市は『ノースサファリサッポロ』に対し、156棟ある建物の撤去を求めていて、運営会社は2月18日に計画書を提出。
しかし、計画書には2029年12月の最終撤去のめどは書かれていたものの、動物の取り扱いについて記載はありませんでした。
サクセス観光は、札幌市に提出した撤去計画に基づき、動物の移動を順次進めていくとしていて、閉園まで半年間の猶予については「ご協力施設様の受け入れ準備にある程度の時間を要するため、その間の動物飼育費や環境維持、及び飼育スタッフの雇用等を維持していくために、この期間としております」と説明しています。
サクセス観光の社長は辞任し、後任には『ノースサファリサッポロ』の園長が就任するということです。
閉園の発表を受けて、札幌市開発指導課は「引き続き施設の撤去を求める。場合によっては除却命令を検討することも変わらない」とコメントしています。