IT分野の検定試験で去年の問題用紙を誤配布 受験した高校生が気づく…試験官を務めた教諭の“確認不足”認めるも原因調査中 北海道函館商業高校
2025年01月29日(水) 21時53分 更新
26日、北海道函館商業高校で行われたIT分野の検定試験で、試験官が誤って去年の問題用紙を配っていたことが分かりました。
函館商業高校によりますと、26日独立行政法人情報処理推進機構が主催する「科目A試験免除制度 基本情報技術者試験(FE)」で、試験官を務めた教諭が誤って、去年の問題用紙を配布しました。
「科目A試験免除制度 基本情報技術者試験」は、IT分野の検定試験で、この試験に合格することで、基本情報技術者試験を一部免除されるものです。
この日、受験したのは函館商業高校2年生の生徒ら14人で、14人は去年も受験していました。
試験終了後、生徒が去年と同じ問題だったと申告したことで誤配布が発覚。
函館商業高校は、受験した生徒に謝罪したほか、生徒の自宅を訪問し保護者にも謝罪しました。
誤った問題用紙を配布したことについて、函館商業高校は教諭の確認不足があったことは認めつつも、詳しい原因は調査中と説明しています。
なお、試験の取り扱いについて、情報処理推進機構と協議中だということです。
学校は「試験問題を誤って配布し実施したことについて、誠に申し訳なく、生徒並びに保護者の皆様に深くお詫びします。改めて試験の対応について研修を行い再発防止に取り組み、信頼回復に努めていきます」などとコメントしています。