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【足寄町スナック経営女性殺害】検察が「強固な殺意に基づく悪質な犯行」と懲役22年求刑 一方、弁護側は情状酌量求める 釧路地裁

2024年12月11日(水) 16時51分 更新

2024年11月、北海道足寄町でスナック経営者の女性を殺害し、山林に遺棄した罪などに問われている男の裁判員裁判で、検察は懲役22年を求刑しました。



起訴状などによりますと、足寄町の志渡典吉被告(59)は2023年11月、知人でスナックを営んでいた延本真弓さん(当時66)の自宅に侵入し、延本さんの頭をハンマーで殴ったり首を絞めたりして殺害し、町内の山林に遺体を遺棄した罪などに問われています。



これまでの裁判で、志度被告は「間違いはないです」と起訴内容を認めています。



12月11日の裁判は、被害者側の意見陳述から始まり、延本さんの長男が「いきなり骨を見せられても、母の死を信じることはできず、私は本当の意味で母の死を悲しむことができない」と声を震わせながら話しました。



検察は「犯行は残忍極まりなく強固な殺意に基づく悪質な犯行」と指摘し、懲役22年を求刑。



一方、弁護側は「延本さんがハンマーを寝室に置いていなければ事件に発展することはなかったと考えられ、偶発的な犯行である」と主張し、「自閉スペクトラム症の影響により犯行を開始、継続しやすくなっていた可能性がある」として情状酌量を求めました。



判決は13日に言い渡されます。

北海道ニュース24