“超”格安のリユース商品が新生活の味方に 回収された大型ごみを清掃・修理で販売 倍率100倍を超える商品も
2025年03月11日(火) 18時26分 更新
新生活が始まる春。
家具や自転車などを手ごろに揃えられる“リユース”に注目です。
札幌市西区の『ちえりあ』にある『リサイクルプラザ宮の沢』です。
松本雅裕
「家具のセットに自転車。これらはすべて札幌市が大型ゴミとして回収したものですが、捨てられた物とは思えないほどピカピカで、さらには格安です」
新生活にぴったりのダイニングセットは8000円。
新品で買えば数万円はするドレッサーが3000円です。
傷や、型の古さを気にしなければ、どれも“超”がつくほど格安です。
購入できるのは札幌市民限定で、毎月16日に公開抽選が行われます
札幌市リサイクルプラザ 東飛郎さん
「春先は自転車が一番人気がある。これから新生活を始める人が通勤通学で自転車が欲しいという人が増える。一番人気がある物だと倍率が100倍を超えることもあります」
かご付きの自転車=ママチャリは6300円。変速器が無いものだとさらに安い5300円で、TSマークや防犯登録料もコミコミです。
訪れた人
「1台6000円程度ってことで、その程度では絶対買えない!大好きですリユース商品。安くて物が良い」
どうしてこんなに安いのでしょうか。
ゴミを処理する札幌市西区の発寒清掃工場。
ここにあるのが『札幌リサイクルプラザ発寒工房』です。
札幌市民から『リユース希望』として大型ごみとして集められた家具や自転車、子ども用品を資格を持ったスタッフが丁寧に清掃、修理して商品に蘇らせます。
修理に使う部品も長年の作業でストックした部品を再利用します。
札幌リサイクルプラザ札幌工房・西田大作 館長
「(廃品から)部品を取っておいて、それを移植しながら修理している。コストをかけていないので、市民に安く提供できる」
お財布にも環境にも優しい『リユース』が、物価高の中で始まる新生活の味方となりそうです