沖合50ｍで転覆漁船をサーファーが発見“船体損傷”何らかのトラブルで操船不能か 岸で救助された68歳船長の男性は搬送先の病院で死亡 北海道鹿部町
2024年10月26日(土) 14時34分 更新
転覆した第五魁丸（26日午後 北海道鹿部町）
26日北海道南部の鹿部町の沖合で、漁船が転覆しているのが見つかり、68歳の船長の男性が死亡しました。
26日午前７時ごろ、鹿部町でサーフィンをしていた人が、岸から50メートルほどの沖合で漁船が転覆しているのを発見し、地元の漁協に連絡しました。
船長の阿部芳晴さん68歳が搬送先の病院で死亡
函館海上保安部などによりますと、転覆したのは鹿部漁協所属の刺し網漁船「第五魁丸」（2.6トン）で、その後船長の阿部芳晴さん68歳は、付近の海岸に流れ着いているのを救助されました。
当時、現場の天候は晴れ、波の高さ１メートル
阿部さんは、運ばれた病院で死亡が確認されました。
当時、現場付近の天候は晴れで、西北西の風６メートル、波の高さは１メートル、海水温18℃ほどでした。
損傷した船体
地元の漁業者によりますと、現場付近の海底には岩があり、損傷した船体は、岩にぶつかったためとみられています。
そうした地形については、地元の漁業者は把握していたことから、漁船は転覆する前に何らかの理由で操船が不能になったとみられています。
函館海上保安部が転覆した当時の状況を調べる
また今朝は波はあったものの漁を中止するほどではなかったということで、函館海上保安部は転覆した当時の状況を調べています。