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北海道・大雪山ふもとの景勝地「天人峡」の“廃墟ホテル”解体進む 跡地は名所をめぐる公園に整備へ 東川町菊地伸町長「全国のモデルケースに」

2024年10月09日(水) 17時42分 更新

大雪山のふもとの景勝地「天人峡」では、廃墟化したホテル2軒の解体・撤去が進んでいます。跡地はどうなるのでしょうか?



北海道上川の東川町と美瑛町にまたがる天人峡で、10月9日、自治体関係者らが、廃墟化していた大型観光ホテルの解体・撤去作業を視察しました。



谷本洋記者
「廃墟と化していた大型ホテルの撤去がほぼ終わり、一部の工事を残すのみです」



天人峡では、2011年と2018年に、大型観光ホテル2軒が相次いで廃業しましたが、所有者が建物を放置したまま廃墟化し、景観を損ねていました。



そこで2023年、道や町などで作る検討会は、公費約17億円をかけて解体撤去と、跡地の整備を行うことを決めました。



解体・撤去作業は2024年内に終わる見通しで、視察後の検討会では、2025年から行う跡地の整備について話し合われました。



東川町 菊地伸町長
「(計画は)全国にもモデルになるケースだと思う。自然との調和と、このあとの整備計画をどう進めていくのか、これからがスタート」



跡地には、名所の柱状節理や羽衣の滝を周遊できる公園を整備する予定で、天人峡が、景勝地の魅力を取り戻します。