『大麻グミ』を所持していた24歳1等陸士が懲戒免職 官給品の制服を返却せず、同僚を殴りけがをさせる事案も 東千歳駐屯地第7特科連隊
2025年03月17日(月) 13時27分 更新

陸上自衛隊は17日、職務で着用する制服を盗んだり、『大麻グミ』を所持したり、同僚を殴ってけがをさせたりしたなどとして、北海道東千歳駐屯地の24歳の1等陸士を懲戒免職としました。
3月17日付で懲戒処分を受けたのは、東千歳駐屯地の第7特科連隊の24歳の1等陸士です。1等陸士が所属する隊がある東千歳駐屯地
陸上自衛隊によりますと、この1等陸士は2023年12月ごろから2024年7月ごろまでの間、駐屯地内で、本来は返却する必要があった制服を返却せずに、盗んだ疑いが持たれています。
上司による隊の点検で、返却していない制服が駐屯地内で見つかり、本人に事情を聴いたところ、返却していない事実を認めたということです。
この調査の過程で、この隊員が2024年5月ごろから8月ごろまで、いわゆる『大麻グミ』を所持していたことが発覚。
さらに、2024年10月26日、駐屯地で同僚を蹴るなど暴行を加えて、全治1週間のけがをさせていたこともわかったということです。
そのため陸上自衛隊は3月17日付で、この1等陸士を懲戒免職としました。
自衛隊の聞き取り調査に対し、1等陸士は「深く反省しています」と話しているということです。
第7特科連隊の西﨑心1等陸佐は「今回の事案を深刻に受け止めて、今後は隊員指導の徹底を図り、より精強で健全な部隊の育成に邁進して参ります」とコメントしています。