日銀の追加利上げに道内銀行は追随 預金などは利息の恩恵も住宅ローンは負担増、企業活動に識者「資金調達がしづらく経済全体が落ち込む懸念も」
2025年02月21日(金) 18時17分 更新
日銀の追加利上げを受け、北洋銀行は21日から普通預金の金利を引き上げました。北海道銀行も28日から同様の水準となり、家計や企業への影響が懸念されています。
北洋銀行は、21日から普通預金の金利を現在の0.1%から0.2%に引き上げ、北海道銀行も28日から同じ水準に引き上げます。
金利の引き上げは日銀の利上げ決定に伴うもので、2008年以来、約17年ぶりの水準です。
金利が上がることで預金などの利息収入が増える一方、お金を借りる側の負担は重くなります。
今後、住宅ローンへの影響はどうなるのでしょうか。
・帝国データバンク札幌支店 渡辺雄大部長
「今まで金利のない世界が当たり前で、住宅ローンは8割近くが変動金利を採用している。金利が上がるので、返済が増える」
また、企業活動についても…。
・帝国データバンク札幌支店 渡辺雄大部長
「企業の資金調達がしづらくなる。設備投資が冷え込み、経済全体が落ち込む懸念も」
物価高に賃上げが追いつかない状況が続くなか、金利の引き上げが、家計や企業に影響を及ぼしそうです。