【脱落タイヤ女児直撃】改造車を運転の51歳男に懲役3年求刑「1度もナット確認を行わず…」女児は今も意識不明、被告の男「一生かけて償う」
2025年03月05日(水) 19時26分 更新
札幌市西区で2023年11月、改造車から外れたタイヤが当時4歳の女の子に直撃し、女の子が重体となっている事故の裁判で、検察は、車を運転していた男に懲役3年を求刑しました。
おととし11月、札幌市西区の市道で改造した軽乗用車からタイヤが外れて当時4歳の女の子に直撃、今も女の子は、意識不明です。
車を運転していた若本豊嗣被告51歳は過失運転傷害の罪と車を安全基準を満たさない改造をした道路運送車両法違反の罪に。
また、車の所有者の田中正満被告(51)は、若本被告と不正改造を行った道路運送車両法違反の罪に問われています。
検察側は、これまでの裁判で、事故原因についてタイヤの接続部分の取り付けが不正確で、左の前輪に重心がかかりナットが緩んで事故になった可能性があると指摘しています。
5日の論告で、検察側は「安易に改造を引き受けたにもかかわらず、1度もナットの確認を行わなかったことによる被害の結果は重大である」として若本被告に懲役3年を求刑。
また、車の所有者の田中被告にも罰金20万円を求めました。
最後に、若本被告が「一生かけて償いをしようと思っています」と述べ裁判は結審。
判決は、4月24日に言い渡されます。