【破産情報】旭川市の衣料品小売業「ブリックス」が事業停止、破産申請へ 負債総額は約12億円か 帝国データバンク
2025年03月26日(水) 17時03分 更新

帝国データバンクによりますと、北海道旭川市の衣料品小売業「ブリックス」が26日に事業を停止し、破産申請の準備に入ったということです。負債総額は、約12億円に上るとみられています。
北海道旭川市の衣料品小売業「ブリックス」は、1989年2月に設立し、紳士用カジュアルウエアを主体に、婦人用カジュアルウエアの小売りも手がけていました。
スーツやセーター、Tシャツなど若者向けのカジュアルウエアを中心に、帽子、アクセサリー、靴、香水など身の回り品も幅広く扱い、オリジナルブランドも展開。
直営店も運営していたものの閉店。
その後は、自社ECサイトのほか、大手ネットショッピングサイトを通じた販売を中心に、2024年2月期には年売上高約16億円3000万円を計上していました。
しかし、コロナ禍以降、売り上げが伸び悩むなか、収益も赤字基調が続き、財務内容も大きな繰越欠損を抱え、厳しい経営を強いられていました。
その後も、資金繰りに改善が見られず、先行きの見通しが立たなくなったことから、事業継続を断念したとみられています。