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「選挙モード」加速で候補予定者の動き慌ただしく 現職に新人4人挑む構図か…5つの政党が候補者を擁立予定の北海道1区

2024年10月07日(月) 18時50分 更新

 選挙に向けた動きが、あわただしくなってきました。北海道札幌市中央区などが選挙区で、道内で最も多い5つの政党が候補者を擁立する北海道1区を取材しました。



◆立憲民主党:道下大樹氏(48)
10月6日、札幌市西区の街頭で演説する立憲民主党の現職、道下大樹氏。

かたわらにいるカメラはテレビの取材、ではなく…選挙用の動画撮影です。

衆院選公示に向け、陣営は急ピッチで準備を進めています。

道下氏が3選を目指す北海道1区は、北海道知事や衆議院議長を務めた横路孝弘氏の地盤。

しかし、道下氏の政治の師でもある横路氏は、2023年に他界し、今回初めて大きな後ろ盾のない中で選挙戦となります。



道下大樹氏
「横路孝弘さんが大事にしてきた日本国憲法を守りいかして、日本の平和、世界の平和に貢献していく。日本がその先頭に立つという意思はしっかりと肝に命じて活動していかないとならないと思う」

現職としての仕事の合間を縫って街頭に立ったほか、地域のイベントに顔を出してきた道下氏。



◆自由民主党:加藤貴弘氏(41)
準備を手伝っていた札幌市南区の祭り会場で同じく汗を流していたのは、自民党から出馬する新人の加藤貴弘氏です。

トレードマークの青いビブスに、足元のスニーカーには「1区」にかけた1と9の数字。

会社員や道議を経て2023年夏、公募で自民党1区の支部長に選ばれて以降、知名度アップのためほぼ毎朝、街頭に立って来ました。

加藤貴弘氏
「(この1年で手ごたえは変わった?)そうですね『あのポスターの人』みたいなことはよく言われるようになってきて」
「東京都とわれわれが住んでいる地域の乖離がものすごくあると思うので、そこをいかに僕らが埋めていけるか」



10月7日に行われた選挙事務所開きには、300人を超える支援者のほか、自民党道連と「選挙協力」の協定書を交わした新党大地の鈴木宗男代表も駆け付け、選挙戦の勝利に向けて気勢を上げました。



◆日本維新の会:小林悟氏(60)
防護服を着て政党のポスター前に立つのは、日本維新の会の新人、小林悟氏。

岩見沢市でクリニックを経営する小林氏は、医師としての経験を活かし、医療提供体制の充実を訴えて衆院選に出馬します。



小林悟氏
「科学的に考えていくということが、コロナに関しても少子化対策にしてもちょっと足りないのではと思っている」



◆共産党:千葉尚子氏(44)
共産党の新人、千葉尚子氏は9月、大通公園で党の演説会に参加、2児の母として子育て政策の充実を訴えます。

千葉尚子氏
「ヨーロッパで当たり前の教育無償化へ。給食費も大学の学費もなくしたい。それができるのは財界から献金を受け取らない日本共産党だけ」



◆参政党:田中義人氏(52)
市民らと毎週、車座で対話をしてきたのは参政党の新人、田中義人氏。

倶知安町議を務めた経歴から、行き過ぎた外国資本の流入に待ったをかけます。

田中義人
「私が議員になったきっかけは、外国資本による土地の買収。北海道は特にそれが進んでいるので、そこの危険性を訴えていきたい」

 5つの政党が候補者を立てる北海道1区。選挙モードがさらに加速しています。