なぜ「女性トイレ」に行列?疑問を持った市民が全国のトイレ780か所を調査…平均すると男性便器が女性より多い「安易な設計では女性が待つ状態は続く」
2025年04月03日(木) 19時29分 更新
誰もがお世話になるトイレ。外出先で利用する際に「女性トイレだけ行列ができている」こんな光景を目にしたことがあるのではないでしょうか。
なぜそうなるのか、そこにあったのは「トイレの男女格差」でした。
道行く人に聞いてみました。
・街頭インタビュー
「男性と一緒に行くときも入口とかでまっててもらうみたいな感じが当たり前」
「男性はそうでもないけど、女性の方が列をつくってるっていうのは見たことは何回もありますね」
コンサートやスポーツイベント、たくさんの人が集まる場所でよく見かけるトイレの列。
でも、なぜ多くの場合女性用のトイレでそうした事態が起きるのか。
その謎を調べた人がいます。
東京の行政書士、百瀬まなみさんです。
きっかけは、2年ほど前、大ファンであるコーラスグループ「純烈」のコンサートに行ったときのこと。
・行政書士 百瀬まなみさん
「特急に2時間以上乗りましたので、当然トイレに行きたくなるわけです。そしたらもうすでに行列ができていて、その日に限って進みも遅かったんです」
その際、目に留まったのがトイレの表示板。
主要駅にも関わらず、女性用の便器が4つなのに対し、男性用は小便器も合わせて7つもありました。
もしかしたら、行列の理由は便器の数の男女差にあるのでは。
それ以来、全国各地を訪れるたび、駅や公共施設にあるトイレの便器の数を数え続けました。
・行政書士 百瀬まなみさん
「全国で780か所くらい調べて、女性の方が多いところは32か所しかありませんでした。全国平均をとると、男性便器の数は女性の1.75倍設置されています」
百瀬さんは、北海道内ではまだ調べたことがないということで、私たちが行ってみると。
・田中未来 記者
「大通駅付近の公衆トイレです。こちらの案内板をみると、女性トイレの方が数が少なくなっています」
札幌市の地下道にあるトイレは男性用が小便器と個室合わせて5つなのに対して、女性は4つ。
一方、札幌駅の地下街にあるトイレは、男性用7つに対して、女性用は8つとまちまちでした。
便器の使用時間は男性が30秒、女性は90秒ほどかかるといい、百瀬さんはこう訴えます。
・行政書士 百瀬まなみさん
「トイレの総面積が決まると半分に割って、そこに入るだけの便器みたいな安易な設計が多いんですよ。少なくとも便器の数が平等でないと、常に女性が待つというのはずっと続きます」
トイレにあった「男女の差」。市民の「気づき」でこれまで分からなかった事実が明らかになりました。