まもなく卒業式を控える高校3年生に地元企業などがサプライズ 3年間の学校生活を写した1000枚の写真で作る「モザイクアート」
2025年02月27日(木) 16時35分 更新
いよいよ卒業シーズン。3月1日は、北海道内ほぼ全ての公立高校で卒業式です。
2月27日、十勝地方の音更高校では、卒業を間近に控えた3年生88人に、あるサプライズが!
生徒たちの目に飛び込んできたのは、校舎を描いた幅4.5メートルの「モザイクアート」です。
この作品、よーく見てみると3年間の学校生活を写した1000枚の写真を組み合わせて作られているんです。
制作のきっかけは3年前。
「コロナ禍で学校生活が制限された生徒たちに思い出を作ってあげたい」と同窓会が動いたことでした。
音更高校・重堂法人校長
「同窓会長さんが『地元企業に協力を頼んでみるわ』と、よつ葉乳業や地元の企業が手を上げてくれて」
過去2年は、地元企業の社員と同窓会が卒業を祝うバルーンアートや黒板チョークアートを制作。
2025年は「モザイクアート」が生まれました。
よつ葉乳業 十勝主管工場 総務部 酒井莉帆さん
「(過去2年は)形に残らないものだったが、今回は形に残るものとして。引きで見るとフォトスポットとして、近くで見ると1枚ずつの写真が判明できるように」
3年間の思い出がちりばめられた作品に、生徒たちの喜びもひとしおです。
生徒
「今までの写真がいっぱい見られてうれしい」
よつ葉乳業 十勝主管工場 総務部 酒井莉帆さん
「(生徒が)楽しそうで、制作してよかった」
モザイクアートは、3月1日の卒業式のあと、町民も見られるよう校外でも展示される予定です。