ホテルのバイキング料理で集団食中毒 宿泊客ら3歳~88歳140人に下痢やおう吐などの症状、ノロウイルスと断定 北海道・音更町「ホテル大平原」27日まで全館休業
2025年04月19日(土) 17時29分 更新

北海道音更町のホテルで宿泊客など140人下痢やおう吐、発熱などの症状を発症し、帯広保健所はノロウイルスによる食中毒と断定しました。
食中毒が発生したのは、音更町十勝川温泉のホテル大平原です。北海道帯広保健所
帯広保健所によりますと、4月8日から11日にかけてホテルに宿泊した客など627人中、3歳から88歳の男女140人が下痢やおう吐、発熱などの症状を出て、そのうち51人が医療機関を受診しました。
51人のうち、70代の女性1人が入院しましたが、全員回復傾向にあるということです。
帯広保健所は、患者がホテルのバイキング料理を食べていたことや調理した従業員の便からもノロウイルスが検出されたことから、ノロウイルスによる食中毒と断定しました。
ホテル大平原は、13日から館内消毒などのため全館休業しています。
帯広保健所は、ホテル側が休業中に施設設備や器具等の清掃・消毒、調理従事者への衛生教育を実施するなど、必要な措置をとったことを確認したことから、営業停止命令は行っていません。
なお、ホテル大平原は、28日から営業を再開するとしています。