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弁当水増し発注し見返りを…詐欺罪に問われている自衛官の男(55)を懲戒免職「上司や同僚に多大な迷惑をかけた」北海道旭川駐屯地

2024年06月18日(火) 17時08分 更新

旭川市駐屯地
旭川市駐屯地

 去年、北海道旭川市で陸上自衛隊が発注する弁当の代金を水増し請求し、業者から見返りを受け取っていたなどとして詐欺の罪に問われている自衛官の男について、北部方面総監部は懲戒免職としました。

 免職となったのは、陸上自衛隊旭川駐屯地業務隊の2等陸尉・目時芳幸被告55歳です。
 目時被告は、去年、駐屯地から旭川市にある日用品や食料品を販売する加藤商事に、弁当1250個を水増しして発注し、ウソの請求書を駐屯地に提出させるなどして、約220万円をだまし取った罪に問われています。
 目時被告は、加藤商事側から、見返りを受け取っていたとみられていて、裁判はまだ続いています。
 北部方面総監部によりますと、処分を受けて目時被告は「上司や同僚に多大な迷惑をかけた」「深く反省している」などと話しているということです。
 旭川駐屯地業務隊長の杵淵賢一1等陸佐は「幹部自衛隊の規律違反行為であり、隊として厳粛に受け止めている。隊員に対する服務及び業務指導を徹底し再発防止に努めていく」とコメントしています。