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工事現場の敷鉄板20枚(時価340万円)をバックホーで持ち上げトラックに…新幹線工事に従事する58歳の男「売却して金に」窃盗容疑で逮捕

2024年09月03日(火) 20時29分 更新

窃盗容疑で武山和文容疑者58歳を逮捕した余市警察署
窃盗容疑で武山和文容疑者58歳を逮捕した余市警察署

7月上旬、北海道余市町の工事現場から鉄板20枚を盗んだとして、58歳の男が逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、倶知安町に住む会社員、武山和文容疑者58歳です。

武山容疑者は、7月5日から8日までの間に、余市町登町の工事現場から敷鉄板20枚(時価合計340万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、盗まれた鉄板は縦1.5メートル、横6メートルの大きさで、武山容疑者は建設機械のバックホーで持ち上げ、乗り付けた大型トラックに積み込んで持ち去ったということです。

被害にあった建設会社の関係者から通報を受けた警察が捜査をすすめ、事件から約2か月が経った今月3日、武山容疑者を逮捕しました。

武山容疑者は、本州に拠点をおく土木会社の社員で、新幹線工事のために倶知安町の宿舎に滞在し、バックホーなどの操作には慣れていたということです。

取り調べに対し、武山容疑者は「余市町の工事現場に敷いてあった鉄板を盗んだのは間違いありません」と容疑を認め、動機については「売却して金を得るためだった」などと説明しているということです。

警察は、武山容疑者が盗んだ鉄板をどこに、いくらで売却したかなど供述の裏付けを進めるとともに、共犯者がいた可能性も含めて詳しく調べています。