貨物専用機の着陸直前に工事車両が滑走路に進入“重大インシデント”として国が調査官を派遣へ 新千歳空港
2024年11月29日(金) 23時29分 更新
28日未明、新千歳空港で貨物専用機が着陸しようとした際、滑走路に工事車両が進入しました。
国土交通省は「重大インシデント」として調査することにしています。
滑走路に進入する工事車両(画面中央付近・HBC情報カメラ)
国土交通省によりますと、28日午前0時ごろ、「スプリングジャパン」が運航する貨物専用機が新千歳空港の滑走路に着陸しようとした際、滑走路に工事車両が進入しました。
貨物専用機はエアバスA321-231型で成田国際空港から新千歳空港に向かっていました。
直後に着陸する貨物専用機(画面中央付近・HBC情報カメラ)
貨物専用機は、滑走路に進入していた工事車両が滑走路の外に出たことを確認して着陸したため、接触はせず、けが人はいませんでした。
工事車両は新千歳空港を運営する「北海道エアポート」が発注した、施設の工事を請け負う業者の車だったということです。
国土交通省は「重大インシデント」に該当するとして、運輸安全委員会の調査官を派遣して原因を調べることにしています。