「外出する際に使用したかった」24歳の自衛官、駐屯地内の駐輪場から自転車を盗み…10日間の停職処分 陸上自衛隊北千歳駐屯地
2025年03月04日(火) 15時53分 更新

去年7月、陸上自衛隊北千歳駐屯地に所属する24歳の陸士長が、駐屯地内の駐輪場から自転車を盗んだとして、4日、停職10日の懲戒処分を受けました。
停職10日の懲戒処分を受けたのは、北海道千歳市にある北千歳駐屯地第1特科団の陸士長(24)です。
陸上自衛隊によりますと、この陸士長は、去年7月9日、駐屯地内の駐輪場から、他の自衛官の自転車を盗みました。
当時、自転車に鍵はかけられていませんでした。
10日後、自転車の持ち主が、所属部隊の隊長に被害を申告。
陸上自衛隊の調べで、陸士長が盗んだことがわかりました。現在、自転車は持ち主の元に戻っています。
陸上自衛隊の調べに対し、陸士長(24)は「外出する際に使用したかった」「自己の行為により被害者や部隊の上司、同僚などに多大な迷惑をかけたことを真摯に反省しています」などと話しているということです。
陸上自衛隊は4日付で、陸士長を停職10日の懲戒処分としましたが、この陸士長の性別については明らかにしていません。
北千歳駐屯地第1特科団団長、香川賢士陸将補は「今回の事案を深刻に受け止め、今後は隊員指導の徹底を図り、より精強で健全な部隊の育成に邁進してまいります」とコメントしています。