他人名義のキャッシュカードでATMから220万円引き出す “出し子”とみられる42歳無職の男「詐欺グループの指示で…」ネットからバイト応募か 北海道岩見沢市
2024年11月27日(水) 08時56分 更新
19日、札幌市西区に住む80代の女性からだまし取ったキャッシュカードで、現金220万円を引き出して盗んだとして、北海道岩見沢市に住む42歳の無職の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、岩見沢市美園5条8丁目に住む無職の小林大輔容疑者42歳です。
小林容疑者は岩見沢市内のコンビニエンスストアのATM(現金自動預け払い機)で、札幌市西区の80代の女性からだまし取ったキャッシュカード3枚を使って、計11回にわけて現金220万円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。
11月18日午後1時ごろ、被害女性の自宅に金融庁職員を名乗る男から「あなたのカードで外国人が時計を購入し、逮捕されています」「情報が漏れているので、口座をすべて凍結して、再発行する必要があります」などと電話がありました。
これを信じてしまった被害女性は、その後、自宅に来た金融庁職員を名乗る男にキャッシュカード6枚を手渡しました。
翌日、被害女性が金融機関に事情を話したことで事件が発覚し、捜査を進めると、被害女性のキャッシュカードが岩見沢市内で使用され、現金が引き出されていることがわかりました。
警察は、防犯カメラの映像から小林容疑者を特定し、事件発覚から1週間後に逮捕しました。
取り調べに対し、小林容疑者は「詐欺グループの指示でやったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
小林容疑者はいわゆる「出し子」とみられていて、インターネットで見たアルバイトに応募したということです。
警察は小林容疑者の余罪や詐欺グループについても調べを進めています。